万年筆

2014年7月13日 (日)

ルーペを買う

 最近目が悪くなって遠いものもよく見えないが、近いものはもっと見えない。当然、万年筆のペン先など全然見えない。前回は、オリンパスOM-D E-M1でペン先を写した画像を拡大して確認したが、やっぱりちょっと確認したいという程度のときは面倒くさい。
 で、iPad用のルーペアプリを落としてみたが、とても実用にはならなかった。本当を言うと、工具などの道具好きの私はルーペも欲しかった。でもどれが一番いいものなのかよくわからなかったが、とりあえず天体望遠鏡などで名前も知っていたし、今年の冬に東京に帰ったときに会社が家からそう遠くないところにあるのを知ったVixenの10倍のルーペをAmazonに注文した。高いものじゃないし、とりあえず使ってみようと思ってポチッとしてしまった。使用後の感想は万年筆のペン先の話とともにまた書こう。

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2014年7月 5日 (土)

万年筆再び〜完了(3)

このペン先の段差がどうしてついたのか?
前の持ち主の癖が使い込むうちについた。この推測は銀の同軸やキャップの汚れ(錆)具合に比してペン先がきれい過ぎるところからみて、使い込んだ感じがしないので違う気がする。出荷時の検品がいい加減だった。これはあるかなと思う。まあ、とにかく段差を修正することができればいいので詮索はよそう。

まずペン先を万年筆本体から抜いて水洗いした。下がっている方を持ち上げるか、上がっている方を下げるか? どっちのせいでできた段差かわからないので、少しずつ力をかけて向きを変えやすい方にしようと思い、下がっている方を持ち上げることにし、何度かジワあっと爪先で力を加え、カメラのモニタで確認しながら繰り返した。

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こんなもんかなというところで、本体に付けて試し書き。なかなかいいじゃんじゃないか。ということで、危険な作業は終了した。裏から見ても段差がなくなって、ニブポイントがきれいな丸になった。

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ほぼ日手帳のトモエリバー(紙)は前の状態でも比較的書きよかったが、ガリガリして全然ダメだったMoleskineでもスルっと書けるようになった。PelikanToledoのヌラっとした心地良さにはまだまだだが、昔のParkerらしいといえば許せる範囲に入った。これであとはラッピングフィルムシートで磨き上げる作業。山にラッピングフィルムシートを持ってこなかったので、磨きは明日以降ゆっくりと取りかかろう。

自分で買った生涯最初の万年筆を、40年後、おそらく生涯最後の万年筆として入手した。大事に、そして大いに使わなきゃね。

万年筆がうまく使えないという人へ。愛着を持ってその万年筆を使い込んであげることが大事。コツなんかないです。万年筆に対して愛があるかどうかですよ〜

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万年筆再び〜調整(2)

2週間経って、書きやすくなってきたというものの、100%満足していない私はこの数日の間に、ペン先を研ぐためのラッピングフィルムシートを買って調整することにしていた。ただ研ぐ前にペン先の状態を見てみたかった。ペン先に段差がついている可能性をまず疑うべきだからだ。段差がついているものを、磨いてもあまり効果はないように思えたからだ。

ところがとても肉眼では見えない。最近とみに目が悪くなったので余計だ。通常、通の人たちは10倍くらいのルーペを持っている。買う時にも試し書きに加えてルーペでペン先の状態を確認するらしい。だからルーペも買っておこうかと調べると、これがまたピンキリでレンズのいいルーペはとても高くて、安物を買うのが嫌いな私には手が出ない。もう一つ手があると思っていたのだ。それがこれ(画像をクリックすると拡大します)。

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いいカメラがあるじゃないか。マクロで撮った写真を拡大トリミングしてある。

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これじゃ書き味が良いわけがない。この段差を修正することが最初の作業になる。

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万年筆再び(1)

30年以上前に買ったMontBlanc Meisterstuck149を始めとして、PelikanToledo M900、Parker Duofold Centennial Croisone といった高級万年筆や出る度に買っていたLAMYなどとっても使いきれないほどの万年筆を持っていて、もうさすがに万年筆は買わないと決めていたのに、2週間前Yahoo!オークションで、Parker75 SterlingSilverを落札してしまった。実はこの万年筆は2本目で、最初に入手したのは40年くらい前、京都で下宿暮らしをしていた時に今出川通の文房具屋で一目惚れして買った。その後、東京の大学に入って今は亡きPelikan500やMontBlanc Meisterstuck146を使いだし、Parker75は人にあげてしまった。それが最近になってまた欲しくなり、1993年に製造終了してしまった純銀製のこの万年筆を探し始めていたのだ。何せ古いものなので、ヤフオクでも程度はピンキリで汚いのからピカピカの未使用までたくさんあったが、通販だから試し書きができない冒険だった。私が落としたのは10000円弱だったが、まあまあの万年筆だった。

私の記憶に残っていたParker75と40年振りに再会したそれは実に別物のような気がした。細くて小さくて軽くて、一言で言えばちゃっちい万年筆だった。カートリッジインクを入れてペン先を湯にちょっと漬けるとすぐに書けるようになったが、ガリガリしていて、まるでGペンみたいな感じだった。それでも、手に慣れ出すと少しずつ使えるようになってきた。

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2010年10月28日 (木)

Moleskine2011 ウィークリーXS(再び)

 入院前にMOLESKINEウィークリーのXSという小さいサイズの手帳の話を書いた。その追記を書こうと入院中に幾つか写真を撮ったりして準備していたのだが書けなかった。ちょっと旬を欠いた気もするが、せっかくその大きさを示す写真なども撮ったので再掲しておこう。

 まずは、MOLESKINEのラージ、ポケット、XS、文庫本(右から)の比較。ポケットも文庫も片手で持てるからXSの小ささがわかるだろう。

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 次は、真ん中にMOLESKINEのXSをはさんで、右がロディアNo10とそのカバー、左がロディアNo11とそのカバー。ロディアNo10はnano padと呼ばれているがNo11の半分の大きさしかなく、それに革のカバーをつけるというのはもうミニチュアの世界である。ロディアオタクとも言えるだろう。No11とXSはほぼ同じくらいの大きさだが、MOLESKINEの方がわずかに細長い。

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 コンパクトさという点で、MOLESKINEポケットに何も問題はないので、XSはロディアnano pad同様ミニチュア的な面白さを追求していると言えなくもない。女性にはとってもいいサイズかもしれない(下の写真はFERMATAの掌に納まったXSだが、さほど小さく感じない)。まあ、こういったモノ好きのオモチャと言われたら、反論できる材料はない。ただ前にも書いたがMOLESKINEが黒と赤の他に可愛い色への展開を図り出したようなので、それはそれで楽しいことだと思う。

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 ちなみにスリップオンで今、各種手帳カバーのセミオーダー受付をしている。私のブッテーロ製MOLESKINEカバーは傷だらけでまだ味が出て来るところまでいっていない。だからというわけではないのだが、入院中のベッドの上でどういう組み合わせをしようか悩み、裏と表と革の色をかえたミネルバボックスという革のMOLESKINEカバーを注文した。年末に届くらしい。そのときはまた、自慢げに報告したい。

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2010年10月18日 (月)

Lamy Safari 30周年 Japanモデル

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限定品で、予約販売だそうだ。ペン先はF、Lamyだからペン先の当たり外れはほとんどないだろう。白のボディは過去2回限定で出ており、つい数年前に出たばかり。他のSafari同様安っぽいプラスチック製なのだが、見た目を覆す書き易さで、万年筆としての私の評価は高い。今「安っぽいプラスチック製」と書いたが機能が伴ってくると、この軽便な外観がPOPなデザインに見えてくる。

さて、今回の白ボディのSafariをJapanモデルと呼ぶのはクリップが赤というだけのこと。確かにカッコいいがそれ以上ではない。

これに専用ペンケースが付く。実はこっちの方がデザインされた美を感じる。

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実物を見ていないのでこれ以上何とも言えないが、これで7,140円は高いか安いか微妙なところではある。限定のシリアルナンバー付きとか言っているが、そんなものは関係ない。将来オークションで売ろうとでも思ってない限り。でもそういうつもりで買う奴が多そうなので、本当に欲しい人は予約しておくといい。ちなみに私にDMを送ってきたのはavenueというお店です。

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2010年10月 9日 (土)

Moleskine2011 ウィークリーXS

 これは当たり商品かも知れない。
 でも私は7月スタートの18month版を使っているから、1/1スタートの定番のダイアリやウークリーならいらない。

 このウィークリーのこれまでのものと違うところはサイズが従来のpocketをかなり小さくしている( 6.5 × 10.5 )ことだ。私のようにメインのスケジューラが前提の「サブ」としたらYシャツのポケットからすっと出てくる。

 でもそれだけだったら買わない。いろんなカラー、それもパステル調のライムグリーンとかピンクとかスカイブルーは女の子用だろうか。ここで紹介したのはシックなブルー、でも私が買ったのはボルドー、Bordeaux、赤ワイン。

 18monthのPocketウークリーは敢えてソフトカバーを買い、BTカバーをして使っている。今度のXSウークリーは見開き一週間のホリゾンタルで小さいから、必要度の高いデータだけを予め先の方まで転記しておいて、確認用にさっと出したい。とすればハードカバーがいいだろう。

※ちなみにAmazonのXSウークリーは20%off。だけど、カラーは売り切れが出てきている。

※同じXSでもデイリーがあるので気をつけてください。ものすごく厚みがある、ちっちゃな「日記帳」もかわいいけれどね。

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2010年8月 2日 (月)

Moleskine〜リポーターにはソフトカバーがよく似合う

またMoleskineを買った。縦に持ってめくりあげて使うリポーターのソフトカバー版。上に載せたリンクはポケットサイズだが一緒にラージサイズも買った。リポーターは出てすぐに2、3冊買って使ったが結構気に入っていた。でも後が続かず横開きのクラシックに戻っていた。それが今回また買ったのはソフトカバーを見つけたからだ。リポーターの使いやすさを知りながら私が「リピーター」にならなかったのはカバーのせいだったとピンときたのだ。

名前どおりリポーターっぽく使うためにハードカバーはちょっと違うなという感じだった。ソフトカバーでページをめくり返して使うほうがこのノートにはよく似合う。古くからのMoleskine使いにはあの固い表紙が何ともいえないのだが、最近はソフトカバーのMoleskineが好きになっている。ラフに使い込んでボロボロにしたらそれはそれでハードカバーにない味が出るだろう。

AmazonのMoleskineにはいくつか販売ルートがあって定価より高い!のから半値くらいのものまであり、並行輸入品を気にする人もいる。「Moleskine ニセモノ」という検索キーで私のブログに来る人も後を絶たないが、そういう人は「モレスキン」などという変な表記で個別化を図っている輸入元から買えばいい。モレスキン日本総代理店を名乗るこの会社とものすごく嫌なやりとりをしたことがあり、この会社が大キライなのだ。でも気になる人はこの会社、またはこの会社から卸している店で買えばいい。両方使ったことがある私は、帯と中に挟まれているHistoryが書かれた栞が違うくらいで、紙にムラがあるのはどのMoleskineも同じだと思っている。日本製のノートにはないこのムラっ気がMoleskineらしいのだ。それでも最近のMoleskineも製品管理が良くなったのか、めったにインクが滲んで使えないような代物には出会わなくなっている。ただ、たっぷりインクの出る太字の万年筆を使えばほとんどのMoleskineは裏写りする。そこを呑み込んだ上で鷹揚に使う度量が必要で、そうであればAmazonの安いMoleskineは絶対にお買得だと思う。ちなみに、私はしばらく前から超微粒子顔料インクを入れた細字の万年筆(Pelikan Big ToledoかParker Duofold cloisonnéかLammy Safari)で使っているが裏写りは経験したことがない。

下のリンクはラージサイズ。ポケットもラージもハードもソフトも基本的にはスクゥエア(方眼)しか使わない。

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2010年2月14日 (日)

Lamy Safari 09秋の限定色

Lamy Safari2009年秋の限定色ピンクを買ってしまった。ピンクといっても「どピンク」じゃないから思わず手が出てしまった。すでにスケルトン以外定番4色と、2007年の白、黒、2008年のライムグリーン、2009年春のオレンジと持っているのでこのピンクで9本目になる。実はペリカン・トレドもパーカー・クロワゾネも細字にしているので、仕事も趣味もそれら2本で事足りており、ラミー・サファリはコレクションと化している(全部お湯につけて洗い、インクを入れないでしまってある)。使わない筆記具を買い集めるのは私の主義に反するのだがこればかりは主義に反して毎年買い続けてしまう。使っていないのにこう書くのもおかしいけれど、この万年筆は万年筆の威厳といったものの対極にある筆記具として非常によくできた、万年筆としてよく書ける製品である。それに加えてポップな色とデザインが抜きんでている。ただし、握る位置が固定されているので(無視してもいいのだが)、私勝手流の握り方はできない。

加えて今回つい手を出してしまったのは、単なる収集癖だけじゃなく、EFがあったからである。これまでのラミーサファリ限定色はF字とM字しか見たことがなかった。ペン先はラミーに限らず結構太さにムラがあり、FでもEFでもそう大きな違いはないのだが、EFの方がほんの少しシャープな字が書ける。だから、限定色のEFを私は待望していたのだ。AmazonでもFより数百円高い値がついているのに、14日現在残り5本になっていたから、Fより人気があるのだろう。日本の万年筆と比べ、EFでも日本のFかそれより太く感じるから細いのがいい人はEFを買ったほうがいいだろう。書き味はとてもこの値段とは思えない良さで、はじめ馴染まない気がしても一日書いているとすぐしっくりしてくる。どうせいずれ手に入らなくなるはずだから、迷ったら買っておくといいだろう。癖だの書き方だのを云々する類いの万年筆じゃあないから人にプレゼントしてもいい。

【追記】もう一つAmazonで注文してしまったもの。「房山石漱」の文字だけが入っていない龍の枠が付いたB5の原稿用紙が丸善から出ていた。これも面白そうだから買った。実はサファリも原稿用紙もまだ届いていないので、万年筆を使ったときの書き味がどうかはわからない。

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2010年2月13日 (土)

満寿屋ミニ原稿箋

 知人から手紙をもらった。ここ数年、年賀等のハガキ以外で郵便物を個人的にもらったことがなかったから非常に新鮮だった。その手紙は鳩居堂の便箋と封筒にしたためられた心のこもったものだった。返事を書こうと思ったが、鳩居堂に対抗できる便箋封筒を持っていなかったので、すぐにネットで満寿屋の封筒と便箋を頼んだ。そのときついでに目について頼んだミニ原稿箋3種とともに今日宅配便が届いた。

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 満寿屋といえば原稿用紙である。二十歳の頃から作家気取りの私は満寿屋のルビなし原稿用紙を買って、今ではもう思い出したくもない小説まがいを書いていた。満寿屋はその時分からの愛用だった。文学から遠のいて社会学系に進んでからは大学の原稿用紙で論文を書いた。それでも、ずっと漱石山房の原稿用紙やその他の作家が自分専用に作っている便箋を眺めては当時の胸の高まりを感じてもいた。

 今回は実用のために便箋と封筒を買おうとネットを見ていたのだが、目に入ったのがはがき大のミニ原稿箋だった。

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 こうしてアップして見ると普通の200字詰原稿箋に見えるのだが、実ははがき大だから一マスは非常に小さい。幸い今使っている万年筆はすべて極細か細字にしているから書けるが、中字だったらマスに文字を納めるのは難しいだろう。写真はコイのワンポイントに川(だと思う)の縁入り。他にハナとシカというミニ原稿箋があるがこの二つはハナとシカの角柄が縁になっている。一番面白いのはやはりこのコイで、まとめ買いをしてしまった。色は赤と紺と茶が1冊に20枚ずつ綴じてあって60枚綴り。1冊380円。原稿を書くための用紙ではない。メモとか伝言用紙という使い方しかできないだろう。

 カリカリ、ゴリゴリとボールペンや鉛筆で書くもよし、ふだん万年筆を使うときのように力を入れずに気分を入れて書くもよし。とにかく字を書くことが好きな人間にはたまらない味わいのある紙である。

 私のページは万年筆をカテゴリの一つに入れているためか、「万年筆 書き方」という検索キーでよく引っかかるようだが、万年筆の書き方なんて人に習うものじゃない。どうだってかまわない。本気で万年筆とつきあいたければ、ペン先を1本つぶすまで何でもいいから書くしかない。私が苦労して会得したようにペン先から遠いところを持って、指に力を入れずにペンの重さだけで字や線を書きたいのなら修行が必要である。ボールペンも万年筆も同じように使いたければそうやって書けばいい。そのうち万年筆の仕組みがわかってくればきっとそういう書き方がうまくないなと感じてくるはずだが、たぶんそのときには遅いはず。昔、表のHPに載せたことがある写真をあげておく。ここで使っているのは今はM乃にあげてしまったモンブランだが、今はほとんどペリカントレドばかり使っており、重さの加減でもう少しペン先に近い、中央部辺りを握って書いている。これが正しい持ち方であるというつもりはなく、前に書いたようにどう書こうがその人の勝手である。だからこれは私の勝手流である。

Enkakusyoho


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