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2011年1月 3日 (月)

年越しに食べたお蕎麦

 大晦日に年越し蕎麦を打ってくれた方が、私に特別製の蕎麦を打ってきてくれていた。残念ながら写真をとりわすれたので、画像でお見せできないが、安曇野に来て3年以上経ってこれ以上美味しい蕎麦を食べたことがない。信州はそば処だと期待して赴任してきて以来、評判を聞きつけてはあちこち食べ歩いたが、江戸前の蕎麦の老舗にはかなわなかった。ここらの人に私が口で説明するような蕎麦は旨いと思わないらしく、紹介された店を私が上手くなかったというと「東京もんにはほんとの蕎麦はわからねえずら」という顔をされた。
 東京で私が上手いと思って食べる蕎麦とはちょっと違うが、唯一美味しかったのは戸隠でぶらりと入ったお蕎麦屋さんの蕎麦。実に弾力があって、歯ごたえもあり、蕎麦の香りがした。今回いただいたお蕎麦もちょうど戸隠の蕎麦に似ていて、弾力に富んだ絶品だった。ちなみに、そば粉は上高地の手前にある奈川産の蕎麦を水車を使って石臼で引いたもの。つなぎは農林27号。ここまでスペックをきちんと書いてくれたからには、打ち手の気持ちもこもっている。

 この方はお蕎麦屋さんでもなんでもない、信州の普通の奥さんなのだ。そういえば美味しくない蕎麦が多いこのあたりで、まあマシに感じるのが、大王わさび農場の近くにある「こねこねハウス」という蕎麦打ち体験館で食べるご近所のご婦人たちが打った蕎麦だ。ちなみに、人気があって昼時などは行列もできる有明山神社近くの「くるまや」は芸能人の色紙が所狭しと貼られているが、私にはうにゃうにゃしていて不味くて食えない。ただし安い。上手い蕎麦は高い、という先入観があるせいか、いくら安くてもあれほど不味い蕎麦をあれほどごってりと出されると、途中で気分が悪くなる。

 もう上手い蕎麦探しはやめようと思う。たぶん、ここらでいくら探してもTさんの打った蕎麦に敵う蕎麦にはありつけそうにないから。

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