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2009年6月 2日 (火)

根津鞄2年目

 2年前に購入して書いた日記にコメントを寄せていただいた。あのときもひたすら書いたように、既成概念でショルダーバッグを買おうとする者を跳ね返す鞄であることに今もかわりはない。でも、その頑固一徹さに惚れるという人がいても全然おかしくない。決して使いやすくもない。何しろ重い。空っぽでもMacBook Airより重いのだから。中に物を詰め込んだら肩が痛くなる。
Nezu01

 何しろ硬い。だから融通がきかない。ムリしてタオルを1枚、Tシャツを1枚入れようと思っても、1冊本を抜かないと入らない。そういう意固地なところのある鞄である。
Nezu02

 傷が簡単につく。爪で擦ると線が残る。雨で濡れるとシミができる。でもそんなこと気にしてたら、本物の根津鞄に近づきようがない。お手入れなんてしない方がいい。汚れたら軽く拭いてやるだけでいい。でも、容易に壊れそうにない。念に念を入れた頑固なステッチと選び抜かれた堅い革が壊れてやるものか、と主張する。そういう鞄である。
Nezu03

 久しぶりでポップアップする写真にした。見たい人だけアップしてみればいい。

 ちなみに、私の鞄はHertzで今売られている根津鞄とはちょっと仕様が違う。私はこの鞄を買うときに、根津さんとメールのやりとりをして、オリジナルと同じにして欲しいと頼んだ。売られている鞄には傷防止に鋲が底に打たれているが、私はそれをつけないでくれとお願いした。ショルダーベルトの端を留めるベルト通しも増やしてもらった。根津さんが私の鞄を、自分の鞄を作ったときと同じように厚い革で作ってくれた。ネズの魔法使いは、私の鞄にどんな魔法を仕込んでくれたのか、まだ2年しか経っていないのでわからない。私が70歳になって、まだこの鞄を下げて歩けるだけの体力が残っていたら、魔法の本体に触れることができるかもしれない。

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コメント

こんにちは。おかげさまで、昨日HERZさんに製作の依頼を出しました。

迷いましたが、重そうなのでサイズはMを選択しました。

出来上がりは7月末とのことで、ずいぶん待たなければなりませんが、とても楽しみです。

いろいろと情報を下さいまして、ありがとうございました。今後も、根津鞄を5年目、10年目・・・とお見せいただけたら幸いに存じます。

投稿: hisabo | 2009年6月10日 (水) 20:54

hisaboさん

根津鞄発注おめでとうございます!
仕上がりまでの期日が一番楽しい時期でもあります。
私はHERZのブログマスターのONODERAさんを通じて、メールで情報を得ていたのであっという間に出来ました〜という感じでした。

届いたのは私が夜仕事で帰宅できない日でした。家族が受け取ってくれて、わざわざ電車で職場まで届けに来てくれました。そこまで気持ちを注ぎ込んで作ってもらった(本当に「私のために」作って貰ったという気がするお店です)鞄ですから、とっても愛情がわきます。どう使いこなすかはオーナーになった自分の力量次第です。投げ出したくなることもあるかもしれません。でも、投げ出そうが、ほったらかそうがビクともしない相手でもあります。お互い力業での勝負です。

鞄からは近寄ってきてスリスリしてくることはたぶんないです。むしろこっちがあれこれ命じて逆らわれてそれでも命じて、徐々にお互い近づくことができる鞄だと思います。そういう鞄が最近はないです。買ったその日からスリスリしてくるそういう鞄じゃなく、毎日、毎朝持っていくのよそうかなと迷うような頑固な鞄です。そういう鞄との戦いの日々を積み重ねてお互い丸くなれると思っています。

届いて箱を開けて目を丸くして驚いて、闘志を燃やすhisaboさんの姿が目に浮かびます。大事に、でも、それなりに過酷に使ってあげてください。根津さんの鞄はそう容易に音を上げるような代物じゃないですから。

投稿: EUGENE | 2009年6月10日 (水) 23:04

ご無沙汰しております。
本日根津鞄が届きました。

7月末くらいの出来上がりとメールを受けていましたが、なんとこんなにも早く届きました。

触ってみましたが、すごいですね。。。
びっくりするくらい頑丈です。まだ、オイルは塗っていないのですが、蓋を開け閉めするとギシギシ音がします。

重さは想像していたよりもずっと軽く、苦にならないです。(相当重いと思っていました・・・)

さあて、これからオイル塗りこみます。面積が広いので塗りがいがありますね。(笑

投稿: hisabo | 2009年7月 7日 (火) 21:47

hisaboさん 根津鞄到着おめでとうございます。

私が圧倒される圧倒される、と書いていたのであんまり違和感はなかったでしょうか? 私はもっと薄い鞄を想像していたのでランドセルみたいな外見の大きさにまず驚きました。今でも下げていてときどき感じます。

ギシギシと音を立てて蓋を閉めたり開けたりする、という感じよくわかります。毎日開け閉めしていればそのうちなくなります。

オイルは塗ってもすぐに染みこんでいき、革の色が少し濃くなるだけで、防水効果などはありません。この梅雨時に持って歩き濡れると、濡れた場所に水分が染みこみブツブツと膨らんだ感じになりますが、放っておけば消えてしまいます。染みが残るようなら、逆に濡れたタオルか何かで全体を拭いて目立たなくしてやって自然乾燥させれば染みは全体の濡れの中に紛れて行きます。

大事に大事に使いたくなりますが、大事に使うことより激しく使ってあげた方がこの鞄は育っていくと思います。オシャレで持つ革製品というより、道具として使い込んでやることで味が出てくるはずです。お手入れして雨天未使用で、なんて過保護にするより、フィールドワークで過酷な使い方をするような、そういう扱い方のほうがこの鞄はその性格をよく示してくれると思います。なにせ、頑丈さ(頑固さ)が鞄になった見たいな鞄ですから。「鞄」という漢字が似合う鞄です。

投稿: EUGENE | 2009年7月 8日 (水) 05:42

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