先日買った黄色のラミーサファリは、はじめのうちはカリカリとひっかかって気になったが、3日後くらいから徐々に滑らかになり、後から届いたコンバータを取りつけて、セーラーの極黒を入れると嘘のように引っかかりがなくなった。たぶんインクのせいではなく、カートリッジよりもコンバータの方がインクフローが良く、もともとペンの後ろの方を持って筆圧をかけずに書く私の書き方でも多めのインクが出るから、それだけ力を入れずに書けるようになったためだと思う。こうなってみると、この、何かのおまけのような万年筆が余計好きになり、これまで太字で小さい字を書くとほとんど潰れていたのと違って、本当に小さな字が書けるようになったのが新鮮で、EF(極細)もなかなかいいと思うようになった。
というわけでさっそく黄色を買ったウェブショップで、赤のラミーサファリのEFと赤のカートリッジを注文した。これで赤ペンが使えるようになる。昨日注文したので明日には届くだろう。もうレギュラー品のサファリはいらない。とりあえず、これで小さなノートやちょっと大きめのスケジュラーに細かい字を書くという私の必要性は満たされることになった。
ところが毎日がひたすら忙しい時間の連続で、かつ、それにほとんど変化を感じない日々の中で、逃避したくなっている自分を感じだした。ルーティンの仕事よりも毎日飛び込んでくる締め切りのきつい仕事の方が多いのに頭の中がだんだん麻痺してきて、同じ顔をした違った他人が毎日やってきては好き勝手なことを言っているようにしか感じられなくなってきているのである。そういえば浪人時代に一人下宿生活をしていたころ同じようなことがあったな、と思う。当時は安酒を買って飲むか、毎日同じ本屋に通い、欲しい本もないのに書棚を眺め回すことで時間を潰していたのだが、今はそれなりに金が自由になるから、つい物欲に走る。といって高価なものに手を出すほどのゆとりもなく、そんなときに現れたラミーサファリは格好の誘惑者となる。イリジウムが付いていないから私のような使い方をしたらすぐにペン先はいかれるだろうが、かといって今ここで買いだめて置かないと困るようなものでもなく、つまりは目に付いた別の色のサファリが欲しくなるだけのことなのだ。
あちこちのペン屋のサイトを見て歩いたり、ラミーサファリのファンのブログを見たりしていると自ずとターゲットが絞られてくる。それが以前の限定品で今はどこの店でも完売状態だとなると余計に欲しくてたまらなくなる。ラミーサファリは毎年のように限定品を出し、今年はライムグリーンがそろそろ品薄になってきている。これはこれで可愛い色だがあんまり気持ちを掻き回さない(完売で無くなるころが危ないが…)。そしてさっき欲しかった色が売られているのを見つけた。実は全く無かったわけではなく、M(中字)はあったのだが、F(細字)はどこも完売だったのだが、そこの店にはFがあった。オークションではなくペン専門サイトで。残念ながら欲しくないボールペンとセットでしか売られていなかったが、ボールペンはFERMATAに電話すると、使うと言うので、注文のボタンを押してしまった。物欲という病は断ち切るのが難しいからこれで終わるかどうかは全くわからない。でも、とりあえず届くまでの間は静かに待っていようと思っている。
次回のブログの予告は3本のサファリの揃い踏み。
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(追記) 12日午後、赤のサファリとカートリッジが届き、赤ペン誕生。極黒と一緒にまずは2本揃い踏み。
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