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2008年4月19日 (土)

iPod touchと増井さん

 POBoxの生みの親である増井俊之さんがiPod touchの日本語変換に関わっているという。最近の携帯電話の変換はたいていPOBox的な推測変換機能を持っているが、Palm時代からPOBoxのお世話になっていた私は、iPod touchの変換の仕方を見ていて、またPOBoxのパクリかと思っていた。ところがiPod touchのは、本家の増井さんの息がかかっているとのこと。それにしてはPalmのときほど自由度がないのが残念で、携帯電話の推測変換機能と大して変わらない。それくらいPalmのときのPOBoxはすごかったと思う。辞書を自分でどんどん拡張して作って、書きたい文章の最初の一文字を入れると後は候補を選んでいくだけで入力は必要ないくらいだった。夏目と漱石とを関連づけて登録すると「な」と入れると夏目と出たあとで先頭候補が漱石になる。心神と耗弱、喪失とを関連づけると、心神の後に耗弱と喪失が並んで候補に載ってくる。それらをPalmのテキストエディタの画面に書き加え、保存しておくだけでいいのだった。
 
 それはiPod touchではできない。せめて単語登録くらい、と思ってもこれも出来ない。確かに学習機能があるからいったん入れた言葉はしばらくは覚えていてくれて最初の一文字で出てくるのだがあまり長持ちしない。これも携帯電話程度。それにしても増井さんの名前を懐かしく思いながら、このことを紹介してくれているサイトの記事を読んだ。

 実はその中で増井さん自身のメールが紹介されていて、隠し技が仕込まれていることを知った。書いたものを消したいとき、ソフトキーボードのdeleteキーをポチポチしながら一字ずつ消していく。ところが、増井さんの教えてくれている隠し技は、deleteキーを押したまま左横に指をスライドしていくだけで消えていくというのだ。やってみるとポチポチとやる必要はなく、スルスルと消えていく。それだけではなく、指を離さないうちに反対に右にスライドしていくといったん消えた文字がまた戻ってくるのだ。行き過ぎたな、というときにそのまま右に戻ればいいのだ。Palmで出来たことをiPod touchでやるのはそれほど難しくはない気がする。アプリケーションの追加をハッキングソフトを使わずにiTunesからでも同期できるようになって、入力がもっと柔軟になったらPDAとして最強のツールになるだろう。

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コメント

 iPod touchの日本語入力機能について、増井さんの名前をどこかで見たことでつい目が眩んでいたようだ。実にiPod touchの日本語入力機能は拙いものである。まず学習機能がない。正確にいえば、日本語入力が可能な一つのアプリを開いている間だけしか学習しない。そのアプリを閉じれば全部忘れる。次に別のアプリを開いても前に打った言葉はすっかり忘れているし、同じアプリを開いてもいったん閉じたらもう忘れている。つまりホームボタンを押すとメモリがリセットされるようだ。これでは自分の辞書を鍛えていくということが全くできない。

 増井さんはアップルの制約のなかで何の仕事をしているのだろうか。かつて鍛えれば鍛えるほど賢くなっていくPOBoxを作った人はiPod touchの日本語入力に携わったと言うけれど、この仕事が増井さん一人の仕事だとしたら全く増井さんは何らかの制約で自分の仕事ができない環境に置かれているか、本気でやる気がないのかのどちらかじゃないのか。結構遊んではいる様子なのだが、この遊びぶりが私にはよくわからないことばかりなのだ。持っている人はojaと入力してみるといい。私には全然意味がわからない。

投稿: EUGENE | 2008年4月28日 (月) 23:12

 書き忘れたのでとどめの一発。iPod touchの日本語入力は携帯電話以下である。

 今、Palmが懐かしくてならない。

投稿: EUGENE | 2008年4月28日 (月) 23:32

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