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2008年2月12日 (火)

有給休暇の森の生活

D1000123_2 暦上は昨日までが三連休だったがFERMATAも私も土曜日まで仕事をしたので、有給休暇をとって今日まで休んだ。長期予報では晴れか曇りだった。しかし、森の家で朝起きると雪。この2日間で消え始めていたデッキの桟にまた10cm近い雪が積もっている。のんびりしていると土曜日の二の舞を踏みそうな予感。車はすでに雪に埋もれ始めていた。昨日も雪かきに来てくれた管理会社には火曜日までいると話していなかったから、今日はもう雪かきには来ないだろう。昨日の夜には無事に帰宅しているだろうと安心しているはず。土曜日から何度も家のためだけに(私たちの森の家はそれほど孤立した山の中にあるのだ)何度もジープを走らせて来てくれていた彼らに、今さら雪かきに来てくださいとも頼みたくなかったので、朝食もとらずにとりあえず車を動ける場所まで移しておいて、あとは歩いて車まで行こうと車の雪を払い、大きな荷物を載せて難所を越えた場所に移動した。林道の雪は昨日掻いてもらった上に再びたっぷりと積もっていたが、乾いた新雪で難なく乗り越えることができた。そこから息を切らしながら家に戻り、帰宅の準備と次に来るときのための準備をする。今回は水抜きを慎重にした。外した栓の内側にタオルをつっこんで中の水も拭いた。掃除はそこそこで、持ち帰るゴミも次回に回し、地下倉庫に投げ込んでおいた。森で暮らすということの容易でないことをつくづく感じながら、けれどもそういう難儀を早く日常のこととして暮らしてみたいと思いながら、また息を切らせて山道を下り登りして車にたどりついた。高速では笹子トンネルを越えるまで雪がフロントガラスに吹きつけられていた。

 最初と最後にとっても苦労をしたし、人様に迷惑もかけたのだが、そういう切羽詰まった状況の中で妙にうきうきしている自分も発見した。それは締め切りが迫った報告書に頭を抱え、にっちもさっちもいかなくなる状況と似ているけれど、全く違う次元のうろたえかたを自分がしている。自分で選んだ煮詰まり方かおしきせられた煮詰まり方かの違いなんだろう。仕事をしているからこそ有給休暇をもらえるわけで、仕事を辞めればお金が入らなくなるかわりに毎日が休みになる。もし私に働かなくても食べていけるだけの資産があったら絶対に働かない。有給休暇なんて現在(いま)という時間を切り売りした些細な代償として与えられるものでしかない。捨てている時間のほうがはるかに多い。定年後の再就職が同年配の者たちの間で話題になる。少なくとも私はそういう話に加わる気がない。お気楽だね、と言われる。そう、お気楽が一番だ。

 どんなに雪が降って食料も底を尽きだして身動きとれない状況になったとしても、本当は帰りたくはないんだ、と思いながら降りしきる雪の中を下ってきたのだ。

(掲載写真は携帯電話付属のデジタルカメラで撮ったもの。比べるのもかわいそうだがこの程度しかとれない。暗く、青かぶりしている部分もあり、出来は悪いが、それだけに凄みは出ているかもしれない)

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