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2007年3月18日 (日)

厳寒の山

Minamialps0318 先週体調を崩して1日半仕事を休んだのだが、金曜の夜には2週間振りの山が恋しくなってでかける。今シーズン一番寒いんじゃないかと思うくらいの冷え込みで、家の外に設置された給湯器の水抜き栓の中が凍っていて通水のために差して十分にねじ込んだつもりのバルブが十分に入らずに通水したとたんに水が噴き出した。着いた晩は−2℃で、小雪が舞っていた。
 翌朝は一面の銀世界を期待してカーテンを開けたが、快晴で夜の雪は積もるほど降らずにやんだ様子。家から青い富士と南アルプスの白い嶺々が木々の向こうに見える。2002年に建てたときと比べたらずいぶん周囲の木々も減り、冬でもこれほど南アルプスの姿を垣間見ることはできなかったが最近は周辺の木々が整理されたか倒れたかしておおよその形が見えるようになった。もしご近所のように山小屋風の二階屋にしていたらもっと高いところからの眺望がきいて山もよく見えたかもしれない。うちより少し上に建つお宅は西側の谷に面してそびえ立つような高台に大きな二階建ての山小屋を建てているのであのお宅からは甲斐駒も北岳も手に取るように見えるのだろう。でも我が家は屋根の面積ばかりが妙に大きな平屋建てで、谷からすこし離れているので周囲の木々で景観はよくない。おかげで隣接する家もなく、山中の一軒家でこれまできているのだが…

 土曜日の朝も寒かったが一日家の中に閉じこもり、いつものとおり寝たり起きたりしていた。そんな生活をしていても無為に過ごした気がしないのは眠っている間に森の精気を体が吸収しているからだと思っている。晴天で寒さは厳しくなるばかり、夜になってデッキは−8℃まで下がった。寝る前に外に出て星空を見上げると大粒の星ばかりが妙に光っていて、ニキビだらけの中高生みたいな星だらけの空ではなかった。それでも眠れずに0時近くになって外に出てみると星の数は増えていた。

 今朝は土曜日にもまして快晴でどうしても隙間からのぞく山を見ているだけでは物足りなくなり、FERMATAとMont watchingに出かける。最初は新しくできた広域農道を南アルプスの方に向かって車を走らせた。上の写真には写っていないが左から鳳凰三山が尖ったオベリスクもくっきりと姿を見せていた。そして写真の後列から頭を出しているのが日本で2番目に高い北岳、そして仙丈ヶ岳の長い山並みに続いて甲斐駒の威容がくっきりと見える。少し雪の量が2週前より増えた気がする。

Yatsu0318 同じ広域農道から目を北に転ずると八ヶ岳を仰ぎ見ることができ、南側には富士も見えるのだが、今度はまだ一度も走ったことがない八ヶ岳高原道路を走りに行く。最初は有料道路だったが、ここ2年くらい前から無料になり清里、美しの森方面へあっと言う間につける横断道ができている。この写真は高原道路に入ってすぐ、大きな谷をこえてすぐのところにある見晴らし駐車場から撮ったもの。

 とりあえず30分くらいのお出かけだったが、山に来て買い物以外で出かけるのは滅多にないことでたぶん今後も誰かが来たときに連れてくるくらいでわざわざ毎回見に来ることもないだろう。とにかく寒くて家に戻ってストーヴの火を見てホッとする。トイレに入って窓から北側の林の中を見ているとキジが枯れた林の中を歩いている。まあ、別に驚くほどのこともない何でもない出来事が私たちの山暮らしの中心にある。それで十分だという気がする。

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