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2006年12月24日 (日)

森から帰る

Kage 今年最後の山行きは天候に恵まれた。着いた晩も翌晩も星がきれいだった。最近目が覚めると頭痛に悩んでいたので、いつものんでいる睡眠・精神薬系の薬をのまずに寝た土曜の夜は2、3時間ごとに目が覚めた。そのおかげで普段は滅多に見ることのできない午前3時過ぎの夜空を見た。前夜9時頃に見た時は最近の女の子の眉を逆さまにしたような細い下弦の月が西の空にあり、北の空にはカシオペアが屋根の上に見えた。それが6時間後には天空が四分の一回って月はもうなく、北の空には北斗七星が見えた。いつもはぴったり南の空に見えるはずのオリオンが9時も翌朝3時も中途半端な位置にあるのか見えなかった。
 氷点下−7℃でも日差しがあるから昼間は暖かく感じる。影を映そうと思ったがこれがなかなか難しいことを写そうとしてわかった。

Konomi クリスマスイヴの今日は南アルプスも八ヶ岳も富士もよく見えた。いつもは家族の誰かがきていてそれなりににぎやかなのだが、今回は私とFERの二人。私はCDとギターとノートと本を交互に見たり聞いたりしている。FERMATAは持ってきた新聞を読み終え、することがなくなってデジタルカメラを持って散歩にでかける。赤い木の実は庭先でとったというが、どこにあるのか私は知らない。アップするとピンぼけになるのはいつものご愛敬。
 
 往復の高速が空いていて、下道に入ってからのおいしいケーキ屋の前などが違法駐車の車で混んでいる。Y乃は大手町の何とかというビルのフロアで弦楽四重奏の演奏で帰宅が遅く、家族揃ってのクリスマス・イヴが遅くなった。日曜のクリスマス・イヴ、それも大手町のオフィス街のビルで素人に毛の生えたような弦楽四重奏を聴く人出があるのかどうかわからないが、2ステージで一人1万5千円はいい稼ぎだろう。そうこうしながら今年もあと1週間になった。

 私は今、Anjiというギターの曲の練習にはまっている。人前で聴かせられるほどではないが、とうてい無理と思っていた曲がほとんど弾けるようになってきた。山のストーヴでギターを弾く左中指を火傷した。山の家の軒下の蜘蛛の巣を払おうと思っていたのが手つかずで終わった。寒い山の上でPAUがひとり年を越す。年末年始は東京で老人と過ごす。雪はとうとう降らなかった。いい年だったのか悪い年だったのかわからない。どうとも考えられる普通の一年だったのだからいい年だったと考えるのが精神衛生上良いのだろう。新年のあいさつまではまだ早い。もう一踏ん張りしないと年を越せない。

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森の生活」カテゴリの記事

コメント

またお邪魔します。星の話が出ていたので、つい。
今夏こそ満天の夜空独り占め!とばかりに、テントと寝袋その他諸々買い込んで、退路を絶ったのですが、近場の小学生遠足コースの日帰り山歩きで満足してしまい、来夏へ持ち越しとなりました。
子供の頃に見た、星で埋め尽くされたような空、もう流れ星見放題、あれ動くは人工衛星、時間とともにイメージが増幅されている部分も多々あるにしても、あこがれますね。
別にテントでなくても、普通に山の宿に泊まれば済む話のところを、生来の天邪鬼が許してくれません。
と、非常に広がりの無い話の後に恐縮なのですが、
「普段は滅多に見ることのできない午前3時過ぎ」
の初冬の森の雰囲気はいかがでしたか?
また、森の家で夜中に不意に目が覚めた心持というのは日常と違うものがありますか?
・・・・・・私の精神年齢を暴露するような質問となりました。いつの日か、もし、退屈で退屈で時間なんか売りとばしてしまいたい位だ、という奇跡が起こりました際にでも教えて戴けると幸いです。
どうにも、なんといいますか、コナレナイ文章で失礼しました。

投稿: mimi-taro | 2006年12月26日 (火) 00:02

高い梢で風がごうごう鳴っていて,あたりに生き物の気配はしませんでした。夏の深夜はフクロウや小動物の声や音を時折耳にするのですが。この夜はただ風の音だけ,体にはそう感じなかったので,高いところで木々を鳴らす風が吹いていただけでした。星はもう分けてさしあげたいくらいたくさん輝いておりました。でも今年はなかなか星の降るような夜に週末めぐり合わず,最後に素敵な天体ショーを見たという感じです。

実は薬のことを書いたように,いつも熟睡できず,「不意に」という感じではないのです。うつらうつらの半覚醒(と自分では感じています)からすうっとこちら側へ戻ってくるという感じで,違和感はないのです。家は密閉性が高いので,外の音もせず,とくに森の奥で目が覚めたという感じでもありません。あんまり面白くない応えですね。

星空を見るためにテントと寝袋を買ったというのは正解だと思います。どこかへ泊まると私が家の中で外を気にしないようによほどでないと真夜中夜空を見上げる気にはならないと思います。

投稿: EUGENE | 2006年12月26日 (火) 07:43

返信ありがとうございました。
お話を伺っていると、森の家も既にご自宅のようになっていて、さらに、家だけではなく、家のぐるりも日常生活の一部として、EUGENEさんの中に育まれているのかなぁ、と思いました。
というのも、枕が変わるだけで落ち着かない私にとっては、EUGENEさんが当たり前のことが、驚きの連続といいますか、未体験ゾーンですので。
しかし、部屋に居ながらの夏の夜のフクロウは、いいですねぇ。ついでにチビリチビリとやっていれば、この上ない贅沢ですね。その場合、やはり洋酒系統になるんでしょうね、多分。

投稿: mimi-taro | 2006年12月26日 (火) 22:52

mimi-taroさん

残念ながら私は洋酒は飲みません。ビールも最初に小さなビールグラスで軽く一杯だけです。その後は日本酒です。メインサイトの中の「からすみ亭」へご招待! なんてここで宣伝しても仕方ないですね。

今、山では最近からすみ亭で更新した高知の「亀泉」の古酒を少しずつ飲んでいます。洋酒はもう出かけないと決めた昼間、20年くらいほったらかしになっている、おみやげ物で貰ったクルバジェとかカミユなどを紅茶に少し入れて香りを楽しむ程度です。ウィスキーは大昔に飲んだ記憶があります。何にせよ、凝ると収拾がつかなくなる性格なので、日本酒だけで十分です。ワインや焼酎はときおり飲みますが、お酒の前の動機付け?みたいな感じで、味はよくわかりません。

日本酒は日本全国どこのお酒も飲みますが、どちらかというと中国四国から九州の日本酒が好きです。北の方も嫌いじゃありませんが… 結局、どこのお酒もみなそれなりに美味しいです。

山の家を当たり前の住処としているのは他に行くところがないからでもあります。海外旅行を家族してしていたころは行くところ行くところみな好きになりましたが、家族が全員揃わなくなりそうになったころ、海外旅行にかかる費用を山の家のローンに充てることを考えました。これもメインサイトの本家?「森の生活」につらつらと書きましたが、確かに生活に汲々してはいないけれど、お金持ちではありません。お金をかける場所とかけ方が普通の人と違うだけです。同じお金をかけて東京の郊外にきれいな家をもつことよりも、週末にしかいけないけれどフクロウや野鳥と同じ空気を吸える山の上の生活を選んだだけです。テントに寝袋でもいいから山にまず土地を確保して… と最初はそう思ってスタートしました。だから「テントと寝袋」で星を見るための生活を志すmimi-taroさんの行き方に共感を覚えます。東京はもうゴミを捨てる場がなく、近隣県をゴミ処理場にしつつあります。そういうありように憤りを感じています。ミミズコンポストのような次世代を守るための方法をもっと考えるべきときはもうとうに来ています。下水処理設備の不完全な山では洗剤やせっけんにも気をつかうようになります。マンホールに何を流しても気にならない都会人の傲慢が地球環境を悪化させています。そういうこをたぶんわかってくださるmimi-taroさんのような方とお知り合いになれてとてもうれしいです。

投稿: EUGENE | 2006年12月26日 (火) 23:28

せっかく「からすみ亭」へお招きいただいたのだから、と、あれこれ考えて、やはりアルコールが入ってないとと、芋焼酎黒霧島すすりつつまたあれこれ考えても、気の利いた話は出てきませんでした。
良く飲んだのは、やはり20代でしたが、越乃寒梅限定品を醸造元まで行って飲んできた、とか非常にマニアックな話をしこたま聞いたんですが、こちらは気持ちよく酔いたい一心でしたから、はぁー、とか、ほぉー、とか感心してるばかりで、話の中身はすっかり忘れてしまいました。
当時行っていた店で覚えているのは、八重洲の「ふくべ」ですね。会社の部署内の人間でよく行ってましたが、独りで行く時は、カウンター席の相当耳の遠い爺さんのいる方でしたね。爺さんの後ろには全国の銘酒が並んでいるんですけど、高い所にあるのは爺さんに悪いし、また、違うの出されても気にせず飲んでました。覚えてるのは「浦霞」ぐらいです。基本は菊正の樽でした。ここは、くさやを出すんですが、焼いたときは、においが店中充満してました。何回かトライしましたが、くさやはダメでしたね。
もう一つ、上野の「北畔」には独りで夕飯がてら行ってましたが、どっちかというと食べる方優先で、銘柄までは覚えてないですね。
いやはや、なんとも面目ない、といいますか。

投稿: mimi-taro | 2007年1月12日 (金) 17:16

からすみ亭にまで行ってくださってありがとうございました。

最近は滅多に外で飲まなくなりました。車通勤のせいもありますが、気の向かない相手と仕事の話なぞしながらお酒を飲む気がしないせいでもあります。かといってひとりで飲み屋に入るという乙な真似もできず、家で家内のFERMATAと二人、もしくは長女をまじえて飲むくらいになってしまいました。次女もようやくほんの少し飲めるようになってきているので家族で飲むのが楽しくなってきました。

今日、職場の若い人から鹿児島の芋焼酎「金のしずく」というのをいただきました。今夜は忘れ物を山にしてきたので日曜日の明け方には帰宅しなければならない用事があるのですが明日一日を過ごすために山へ行きます。焼酎と一緒にいただいた鹿児島のさつま揚げを楽しんでこようと思っています。

投稿: EUGENE | 2007年1月12日 (金) 20:52

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