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2005年11月10日 (木)

病院へ行こう

 6月にあった健康診断でひっかかっていた胃が、この秋のはじめに風邪をひいたことから(そのために売薬の風邪薬を飲み続けたこともあり)痛み出し、その痛みは今もときどき襲ってくるので近いうちに内視鏡の検査を受けなければならないと思っていました。しかし、仕事帰りはいつも遅く、時間さえあれば山へ行くのが優先で病院にかかる暇がありませんでした。今日、仕事の忙しさに谷間ができたので職場の医師から紹介状を書いてもらった大病院に行くことにしました。今日は検査ではなく、検査日を決めるための診察だけれど、電話で紹介を受けたことを伝えると、かなり待ちますが…と受付の女性がいいました。
 あらためて去年の手帳を繰っていると、今年の春亡くなった友人を去年の今日、やはり休暇をとって見舞いにいったのでした。と同時に私が今一番気に入っている万年筆が仕上がってきた日でもありました。亡くなった友人は去年のこの日、おそらくは私のために無理をしていたのかもしれませんが、一見元気そうでした。本人も病気については知らされており、「あと何年生きられるのか」と聞いたら「寿命よりかなり短い」と医者がいったよ、と笑っていました。そしてそれから数ヶ月で亡くなったのでした。

 一方万年筆のほうは、今、届いてから毎日書き込んでいるノートを見返すとはじめ細かったペン先がどんどんこなれていって今では太字の、貫禄の出てきた外観とともに、堂々とした万年筆に熟成してきています。

 せっかくの休みなのでお歳暮だの、M乃の大学の受験料の払い込みだの、いろいろと時間をうまく使って動こうと、ノートに行動表を作っています。できたら北欧の職人ハンスオスターの革製品をオーダーで作ってくれることで知る人ぞ知る銀座の裏通りにあるお店にも行ってみたい。これまでA乃に頼んでいて自分では行ったことがなかった表参道・青山にある万年筆のお店にも行ってみたい。おおむね大きな円を描くように動くとちょうど病院の診察をその真ん中に持ってくることができます。待たされることは覚悟のうえだから、読みかけのクンデラ「不滅」(再読)を鞄に入れていこうと思っています。

 山に行くと全然動かなくなるのに、やっととった平日の休みだからと貧乏性の私はあれもこれもと思ってしまいます。度が合わなくなってきた遠近両用眼鏡ももうひとつ買いたいのだけれど、こちらはお店が市川にあり、ちょっとここまで足を延ばすのは無理そう。具合が悪くて病院へ行くのに体力勝負のハードスケジュールです。今日の分は土曜日に仕事するので結局あまり休みをとったという感じがしないものの、朝一番に出勤しないでいいというのは心が安まるものです。

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コメント

病院へ行くのが目的か、他の用事、それも極めて趣味的なことが目的かわからない書き込みをしてしまいましたが、午前中の動きはまさに自分で書いた行動表どおりでぴたっぴたっと決まり気持ちよく動けました。

お歳暮を開店直後のデパートで済ませてからいった、受験料の振り込みはかなりローカルな銀行で、近場の銀行から前回したら(実は同じ大学の2度目の推薦なのです。つまり1回目は書類だけで落とされました!失礼な学校です)1000円近手数料がかかったので調べると秋葉原から少し行ったところにあるので、ちょうどいいコースが組めるためにそのローカル銀行の東京支店に行きました。

そのまま、銀座方面に歩き、「北欧の匠」というお店に行きました。実にこぢんまりとしたお店でしたがとても良い雰囲気で、ご主人はお留守で、上品な奥さまが対応してくれました。目当てのハンスオスターのペンケースは今、バックオーダーをたくさん抱え、なかなか出来上がってこず、1年以上待っていただくことになるかもしれません、とのこと。ちょうどお取り置き中のものが1点だけあるのでご覧になりますか、といわれ、当然見せていただきました。ああ、すごい技術のケースです。私が今使っているWILDSWANSのよりずっと安いのに、はるかに細かい点で手仕事の技が光っていました。どうやるとあのように丸くペンの形に畝が作れるのか(そこの部分はまさにまあるく造形されています)、信じられない造りでした。今回は見せてもらえただけで我慢して帰ってきました。私は気が短いので1年も待ち続けたらそれだけで胃が痛くなりそうです!

ということで前半完璧なまでに時間が使えたのですが、病院はそれはそれはすごい人の数で、運転免許試験場を思わせる人の列でした。たぶんかかりつけの医師(曜日ごとに出てくる日が決まっている)の診察が先週の今日が祝日でなかったからだと思います。何をしても順番待ちで、ほとほと疲れ切りました。胃の痛みも忘れるほど疲れました。

来週胃カメラ検査をします。本当は明日、検査室の順番を開けてもらってしたらどうかといわれましたが、どうしても仕事が、といって断りました。血液検査の結果今出血してはいない様子だからということで、来週内視鏡検査をすることになりました。

会計を済ませ、林立する院外調剤薬局の一つで薬を買うともう外は夕暮れで、とても表参道まで行く気力はなく帰宅しました。とにかく胃潰瘍ならすぐに治る、という強力な薬をもらって帰ってきたので、痛みから解放はされると思います。

投稿: EUGENE | 2005年11月10日 (木) 21:29

『病院に行こう』この決心。 心当たりがあります。
それまでは 自分の身体なのに他人事のようにぼんやり病院に行っていました。
こちらではドクターにゆくと表現します。
ある日『病院に行こう』と決めてその辺りが 人生の何番目かの曲がり角でした。

そのあとで 自分の残された日々が愛おしく感じられます。

投稿: takako | 2005年11月19日 (土) 14:31

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