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2005年7月15日 (金)

古い物と暮らす

 物を大事にするということは物をとことん使うことだと考えている。今仕事の時に私が履いている靴はすでに20年位履いている(正確に言うと走っていた時期にランニングシューズしか履かなかったからその分を引くと10数年でしょうか)。当然1足ではなく数足あるけれど何度も踵を取り替え、靴底を張り替えた。そのたびに安物の靴が1足買えるくらいの修理代がかかるのだが。重たくて硬い革の今風では決してない靴だけれど、大事に履いていると何年でももつ。前にどこかで書いたけれど、ルイ・ヴィトンが好きなのだが、(自分では)いわゆるミーハーのブランド好きとは違うと思っている。大事に使うと何年でも使えるのだ。今使っている小銭入れは結婚したころにFERMATAの父親のお土産でもらった物だからもう25年くらい毎日使っている。一度ルイ・ヴィトン・ブティックでファスナーを取り替えたけれど、どこにも傷みがない。学生時代から使っていて、途中からFERMATAが使った小さなボストンは先日これも修理して今三女が使っている。

毎日肌身離さず使うことで愛着が増し、壊れたら直して使う。山で使っているロッキングチェアは叔母が使っていてその後もらった物で、今回山へ持っていくことにして、座面と背もたれの生地と中身を椅子の修理屋さんに頼んで直してもらった。新品同様になったがもう30年以上使っている。

そうしてみると電化製品は一定の期間が来ると壊れるように作られているという話を聞いたことがあるが本当のようだ。それ以前に陳腐化する。日本車もそうだ。長持ちもしないが、数年経つと古くさくなる。ボルボのメーリングリストで近頃30万キロを越えたという人の話が出ていた。そういう、物の使い手になりたい。今私が愛用している物の大半は大事にすれば私の死後も使い続けられるはずだ。そういうものを子どもらにも買い与えようと思っているし、余裕が出てきた何年か前からはそうしている。ただ、彼女らが自分で選んで買ってくる物をみると安物ばかりで、すぐに壊れ(壊し)、すぐに買い直している。でもたぶん彼女らがもう少し大人になり、物の善し悪しがわかってきたら私の行き方がボディブローのように効いてきてそのような人になってくれると思う。

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